NestJS meetup Tokyo #1 を開催しました。

UG にできるほど人がいないので個人ブログから。

11/29 に、NestJS meetup Tokyo #1 を株式会社エウレカにて開催いたしました。 TypeScript based な Node.js 製 Web アプリケーションフレームワークである「NestJS」をもっと知ってもらうため、使ったことがある人・ない人問わず交流できる場所にしたいと思い立ち上げました。

nest-jp.connpass.com

NestJS とは?

先述の通り、TypeScript based な Node.js 製 Web アプリケーションフレームワークです。 強いオピニオンを持ち、コード品質を向上させるアーキテクチャ、テスタブルなコードを支援するための Dependency Injection、そして、デフォルトでは最低限の機能によって薄く作られながら、一方で豊富なエコシステムによってフルスタックな開発環境にもなりうるプログレッシブさが魅力です。

本体自体は薄く作られていながらも、コードの基盤はしっかり抑えられているため、どんな規模の Node.js サーバーでも価値を発揮してくれることが期待できる技術となっています。 この記事では詳細は割愛。詳しくはミートアップの冒頭にて私が紹介した資料をご覧ください。

ミートアップの登壇内容について

今回は私からのオープニングセッションのほかに、ショートセッションが一本、メインセッションが二本でお送りしました。

「NestJS と Firebase Auth を組み合わせる話」 by @ci7lus

はじめのセッションは弊社 ElevenBack LLC. しーなるすから。

API サーバーの開発に携わっている中で躓いた NestJS の AuthGuard を Firebase と組み合わせる場合のハマりどころを共有していただきました。

「NestJSを活用したREST APIサーバ」 by @rdlabo

メインセッションの一本目は Ionic 日本ユーザーグループ代表の榊原さんに登壇いただきました。

フロントエンドとバックエンドを如何に連携するか、そして、その中でいかに TypeScript や NestJS を利用するか。最後に榊原さんが管理しているサーバーレスでのボイラープレートについて紹介いただきました。

github.com

「NestJS アプリケーションから Swagger を自動生成する」 by @euxn23

最後のセッションは Japan Digital Design 株式会社所属、TypeScript JP Commitee のユーンさんに登壇いただきました。

NestJS のエコシステムに存在する Swagger プラグインを利用して、メンテナンスがされずに腐りがちな Swagger 定義を実装から生成して運用していくまでトークいただきました。 NestJS の豊富なエコシステムの支援の強力さを実感できるセッションでした。

ミートアップ Report

また、今回は参加登録時・来場時両方でアンケートを実施しました。詳しいアンケート結果は集計ののち、後日追記しますが、Aboutについて共有します。

動員数

最終的に 50 人枠に 103 人が参加登録。最終的には 41 名が会場にいるという結果でした。Twitter でもほとんど利用ユーザーを見ない NestJS のミートアップでこれだけ人が来るとは驚きでした。

事前アンケート

事前アンケート「現在NestJSを使っていますか?」では以下のような回答結果が得られました。

  • 使っていない: 56
  • 趣味で使っている: 22
  • 仕事・趣味で使っている: 10
  • 仕事で使っている: 8

約半数のかたが利用しており、もう半数のかたは「Node.js の Web アプリケーションフレームワークにどんなオプションがあるんだろう」と思って見に来たかたですかね。

思ったより使ってる人が多かった という所感です。これから増えていくともっと良いですね。

Thanks

今回はまだまだマイナーなフレームワークである NestJS のミートアップであるにも関わらず、多くの方々に協力いただきました。

登壇者のみなさま、会場提供いただいた株式会社エウレカ様と、会場を探している時にすぐに連絡してくださった @if_I_were_boxpさんおよびエウレカのみなさん、当日スタッフとして受付やアンケート内容の確認を協力してくれた id:E_ntyo ならびに id:takanakahiko、イベントを盛り上げてくれた来場者のみなさま。

ありがとうございました!

おわりに

NestJS は国内ではあまり採用事例を見かけませんが、海外では既に多くの企業が導入している注目の Web アプリケーションフレームワークです。

Express のアーキテクチャ構築と現場での布教に疲れた人、FaaS 環境ではなく PaaS 環境で動かす最適な Node.js サーバーが見つからない人など。サーバーサイド Node を触ってきたことがある人や、一時期は書いていたが離れてしまった人に刺さるフレームワークだとという実感があります。

次回開催も検討しておりますので、ぜひぜひお越しいただければと思います。

そして「NestJS について発信していきたい!」というかた、運営スタッフを募集しておりますので、ぜひぜひ @potato4d までご連絡いただければと思います。日曜からはじまる NestJS Advent Calendar 2019 など、今年もまだまだ NestJS の布教のために活動してまいりますので、共に頑張りましょう。

それでは。